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商品紹介

アンコール10

ハウス栽培品種

抜群の果色・光沢+食味+多収品種

適作型

【作型】ハウス抑制・半促成・雨よけ栽培

【播種期】12月下旬~5月下旬、7月上旬~9月中旬まき

アンコール10
雌花着生
7~8月播種、主枝着果率30~40%。1~2月播種で90%前後と高い。側枝は殆ど1~2節連続雌花節となる。主枝・側枝とも各節1~2果成り。
果実
果実は魅力溢れる強烈グリーンで光沢極めてよく、収穫後数日経過しても色つやはあせない。見ばえが非常によく、市場性最高。10~11月、3~5月頃、気温の変化などにより起きる焼け果も本種には殆ど発生しない。果肉がしまり、歯切れがすこぶるよく、風味食味抜群。
収量性
果実の肥大早く初期より多収となる。頭部のシモフリや尻部の条線(黄線)は高温時、日照不足でも全く発生なく最高の美果で人気最高。

栽培のポイント

一本仕立て(主枝1本)

  • 主枝摘芯:ベットからの高さ1.5~1.6mとする。

    ※1.6m以上はさける。

    ※目標ピンチ節以上に雌花があっても必ず基本の高さで止める。

    ※株間は、一条植えで45cm以上、二条植えで70cm以上確保する。

  • 子枝は、一節止めを標準とする。
  • 雌花は2節連続着果するが、1節止めにして過着果させない。
  • 孫枝は半放任とし最低3本の生長点を残す。
  • 混み過ぎ(光線不足)ないよう摘葉を随時行なう。

二本仕立て(主枝と子枝1本)

  • 2本仕立ての場合は、株間を1本仕立てよりも10cm以上広くする。
  • 草勢コントロールの為の調整技を残す場合、6~8節からの側枝を1本伸ばす。
  • 調整枝以外の側枝は、雌花が連続しても必ず1節止めとする。
  • 調整枝として伸ばした側枝の誘引は、第1節果の肥大を確認して行う(急いで誘引する必要はない)。
  • 灌水チューブは、両側に設置する。
  • マルチング(関東標準)は9月下旬に行う。
  • 本圃に元肥を十分に施用する。
    (抑制の元肥は、少なくても良いという従来の考え方を変え、成分量でN分30㎏、P分40㎏前後、K分20㎏前後を施し、
    その内60~70%を有機質肥料、30~40%を化成肥料で施す。さらに堆肥を十分に施用することにより効果倍増)
  • 夏の強光線下での栽培である為、定植時及び定植後の、潅水の控え過ぎは避け、苗の大きさが、定植時より4~5枚位増すまでは、やや多めの潅水を行い、土壌水分、空中湿度を十分に保つことが大切である。
    (強光線下での水の控え過ぎは、焼けや萎れの原因となり、初期活着を遅らせるだけである。)
  • 生育初期の乾燥条件は、枝を細く徒長させ、尻こけ果の発生や、中段以降の枝の発生を弱め、
    中後半から果形のくずれをまねく原因となる為、初期は、やや草勢を強めに生育させ、太くしっかりした枝を発生させる。
  • 追肥は、一番花が開花したならば、10アール当りN分で1.5~2.0㎏施用し、以後も早め早めに行い、
    肥料切れによる果形のくずれ、草勢の低下をさせない。
  • 中後半に至っては、光線不足にならない様、積極的に摘葉を行ない放任枝を残して、
    草勢低下や果形のくずれを、おこさせないようにする。