高品質・果形安定多収、露地キュウリの決定版!
【作型】トンネル、雨よけ、前進~抑制露地
【播種期】2月下旬~8月中旬まき
- 2~4月まきでは……50~60%
5~6月まきでは……40~50%
7~8月まきでは……20~30%
側枝は春まきで1~2節連続着果。
- 果肩・果尻とも良く整い、果揃い良好となる。高温期でもシモフリなく濃いグリーンで光沢に優れキュウリ本来の味をもつ。
- 中小葉で強力な茎葉、カラッとした草姿で果実の肥大と草勢のバランスが良い。
- 収穫始めから果の肥大が良く、初期収量多く、強い草勢で全期間を通じて収量性は高くなる。
A・Bの両仕立て方に共通する栽培事項
- ベット表面からの高さ40cm以内の子枝はすべて摘除する。雌花もツボミの内にすべて摘除する。
- 生育が順調な場合は8節から一番果を着果させられるが、10節内に1果着果を標準とし最大2果とする。
- 活着不良や栽培環境が悪い場合は、主枝の雌花を早目に高い節位まで摘除する。
- 主枝10節以下の孫枝は、1節で摘芯し果実収穫後に子枝の元から切除する。
- 以降は、それぞれA・Bの仕立て方で行なう。
A
- 8~10節間の子枝を1本だけ摘芯せずに伸ばす。
- 頂点から下3節間の子枝を1本だけ摘芯せずに伸ばす。
- 1、2 以外の子枝は1~2節で摘芯する。
- 孫枝は状況に応じて適宜伸ばす。
- 主枝(親づる)はベット表面から高さ1.6~1.7mで摘芯する。
- 主枝ピンチの2本仕立ての栽植密度は畦巾(アーチ内側巾)2.0~2.3m、条間(アーチ外側巾)0.9~1.2m、株間0.7~0.9m、10a当り985~635本。
B
- 主枝(親づる)の摘芯は最後まで行わず伸ばし続ける。(アーチの反対側まで伸ばす)
- 10節以上中段までの中で力強い孫枝生長点を常に2~3本を残す。それ以外の子枝や孫枝は1節で摘芯する。
- 草勢の弱い時は、中段以下であっても子枝1~2本を摘芯とせずに伸ばす。
- 主枝放任仕立ての栽植密度は畦巾(アーチ内側巾)2.0~2.3m、条間(アーチ外側巾)0.9~1.2m、株間60~70cm、10a当り1253~816本。
摘芯の仕方について
- 草勢が強すぎる時は早目早目の摘芯を心がけ、弱まっている時は、摘芯しないようにする。
- 播種期(定植)により主枝摘芯位置についてはコントロールする。
- 枝の仕立て方(生かし方)については上記の方法以外にも従来の仕立て方でも良い。