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アグニの栽培ポイント

果実肥大が早いため、適期の潅水・追肥を行い、生育後半の過繁茂に注意する

初期の低温を避けるため無理のない時期に定植を行う

※この期間内の定植で、補助的な加温をすると生育が促進されます。

東北・北海道(寒冷地) 無加温(定植期 3月下旬~4月末)
関東以西 無加温(定植期 2月末~4月中旬)
西南暖地 無加温(定植期 2月中旬~4月中旬)

活着後から本葉12~13枚展開までの注意点

定植後に根が根鉢の外へ動き出すまでは、生育が硬くなり節間も短めです。

根が根鉢の外(株周り)の水分を吸い始めたら、主枝の節間が伸び始めます。

その状態を活着とし、株周りの水分吸収が本格化して、ツルが太り出した状態を完全活着と位置付けます。

※生育が不調で軟弱になっている場合は、追肥(薄い液肥等)を随時行う。

  • 活着(本葉7~8枚展開)後は、潅水を徐々に控えるが、控えすぎには注意する。
    (活着後の土壌水分不足は、枝の発生を遅らせる)
  • 下枝はベッド上から高さ30~40㎝(節数にはこだわらない)まで除去し、主枝一番果は、
    主枝が太り出した節位(ベッド上30~40㎝以降)から着ける。
    ただし、生育が弱めならば一番果の着果節位を上げる。
温度目標(晴天時)
午前10時前後 28~30℃(湿度80%)
正午頃 30℃(湿度40%)
午後2時 25~30℃ (湿度40%)
日没時 15℃
最低夜温 10℃

一番果開花~収穫期

温度目標(晴天時)
午前10時前後 25~28℃程度(湿度80%)
正午頃 28~30℃程度(湿度40%)
午後2時 23~25℃程度(湿度40%)
日没時 15℃程度
最低夜温 10℃以上

主枝摘芯から収穫最盛期

  • 子枝は1~2節止めを基本にするが、樹勢が低下した時は、随時放任する。
  • 短節間の枝は半放任とし、混み過ぎない限りは利用する。混み合う用なら摘葉のほか、 一部先端を摘芯し、光線の透過率を上げる。
  • 外気温の上昇に伴い、収穫量が増加してきたら、肥料切れや水分不足を起こさない様に、積極的且つ的確に潅水・追肥を行っていく。