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艶香の栽培ポイント

艶香の栽培ポイント

しっかりした草勢を作り、最後まで生長点を確保することが安定収量確保につながる

初期の低温を避けてスムーズな生育をさせるため、無理のない時期に定植を行う

東北・北海道(寒冷地) 露地夏秋栽培(定植 6月中旬~)
長期雨よけ栽培(定植 5月中旬~)
関東以西 露地夏秋栽培(定植 5月下旬~)
西南暖地 露地夏秋栽培(定植 4月下旬~)

一番果開花~収穫期

  • 主枝一番果着果節位は、主枝の節間が伸びて太くなった節位(通常は7~10節)からとする。
  • 側枝の雌花着果は連続性があり、温度上昇とともに果実肥大が早くなるため、生育初期においては、水分を吸収させ、茎を太く葉も大きく作り、収穫始めまでに十分に草勢をつけておく。

主枝中下段の着果負担が大きいと十分な樹作りができません。

主枝10節以下の着果は1~2本にとどめ、主枝中段(ベッド上120㎝)までの3連続着果は避けましょう。

  • 追肥は、主枝一番果の開花期から下段側枝の開花期までに数回施す。その後は、側枝下段の開花・肥大に合わせて本格化させる。
  • 主枝の収穫開始時期に子枝の発生が遅れたら、その直下で力枝を設ける。

主枝摘芯から収穫最盛期

キュウリは、多量の水分を必要とする作物です。

潅水設備がある場合は、キュウリの生長過程や収穫量に合わせて、土壌に十分な水分を与えて行きましょう。

潅水設備が無い場合は、無理のない着果量を維持し、良質な生長点を数多く確保して行きましょう。

盛夏期に本種を栽培する秘訣は、芯(生長点)を数多く確保・維持する事です。

一方、キュウリ果実の生長には、十分な光線が必要です。混み合った部位(特に下節位)の摘葉は的確に行い、良質な果実を数多く肥大させて多収穫につなげましょう。

  • 主枝を摘芯する際は、側枝の生長点を2~3本残した状態で行う。また、主枝摘芯位置は低目とする。
  • 主枝摘芯頃から収穫量が増えていくので、本格的な追肥を施して行く。
  • 子枝は1~2節止めを基本にする。
  • 短節間の枝は半放任とし、混み過ぎない限りは利用する。混み合う用なら摘葉のほか、 一部先端を摘芯し、光線の透過率を上げる。
  • 短節間の枝は、その部位を早めに摘葉する。
  • 収穫量が増加してきたら、肥料切れを起こさない様に、積極的追肥を行っていく。