株間は、最低60㎝以上とし、通常は70㎝位、長期穫りの場合は90㎝以上とする。
マルチ内や植え穴の水分を充分確保して定植する。
○殺虫剤粒剤の植え穴処理を行い、定量で土とよく混ぜる。
定植適期は、本葉3~3.5枚頃で根鉢が十分にまわっている状態が良い。
○定植に際しては鉢土全体に水が十分に浸透している状態で行う。
天気を見ながら晴れた風のない日に実施する。
○定植するときは極力深植えにならないようにする。
定植後は、速やかに株元潅水を行い、その後も完全活着するまでは根鉢や鉢周りを乾燥させないように注意する。
敷きワラは、完全活着後圃場の土壌水分と地温20℃以上が確保できた状態で行う。
生育が順調であれば第1回追肥は、主枝の1~3番果の雌花開花・肥大始め頃から潅水とともに行い、果実肥大を促す。(草勢が弱い場合は、開花前であっても薄い液肥等を株元に施す場合もある)。
その後追肥は、5~10日間隔で行い、収穫始め頃からは収穫量にあわせて7日、5日、3~4日と施肥間隔を調整して行う。(緩効性肥料や被覆肥料を主体に施している場合でも天候や収量に合わせて追肥を行っていく)
○追肥の目安となる収穫量:100~150箱(5㎏換算)/10a.1回の施肥量は、10a当り窒素成分で1.5~3㎏程度とする。
下段のわき芽は節数にとらわれず、ベッド上から高さ30~40㎝程度までの側枝は除去する。
その際主枝本葉の摘葉は行わない。(収穫開始前の主枝本葉摘葉は、初期生育を抑制する)
草勢に応じて主枝の7~10節までに着果したものは、順次摘果する。
○中段以降で連続着果している場合は、不良果中心に摘果する。
利用し始める2~3本の子枝は1節止めにする。
○摘芯の目安は、子枝の葉が手のひら程度の大きさになってから行うことを基本とする。
中段以降の子枝は原則として2節止めとするが、草勢によっては半放任にする。
○常時2~3本の側枝の芯を残すようにする。
主枝摘芯は、必ず草勢の強い子枝を2~3本確保してから行う。
摘葉は通風、採光を考え、過繁茂にならないように混みあった所を中心に積極的に行う。
○1回当りの摘葉は、株当り3~5枚とする。