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栽培のポイント

促成栽培のポイント

苗は、鉢中心部まで水が十分に浸みた状態(ドブ漬け等)で定植する。

株間は、2本仕立て…70㎝~90㎝、 3本仕立て…90㎝~120㎝

定植初期の強風による茎葉の痛み防止や収穫期における樹勢低下、スレ果等の被害を緩和するために防風ネットを設置する

定植後、速やかに株元潅水を行い株元を湿らせるとともに鉢土と圃場の土をなじませて、発根を促し活着促進を図る

           

肥培管理

  • 元肥は作型・地域により多少異なるが目安として10a当り窒素25~35Kgとし、燐酸、加里成分もバランスをとって施す。
  • 生育が順調であれば、初回の追肥は主枝の1~3番果の雌花開花・肥大始め頃にベッド肩から通路(外通路を含む)にかけて潅水とともに行い果実肥大を促す。また敷きワラはその直後に行う。(草勢が弱い場合は、開花前であっても薄い液肥や発根促進剤等を株元に施す)
  • その後の追肥は、枝の開花頃にあわせて積極的に行う。(緩効性肥料や被覆肥料を主体に施している場合でも天候や収量に合わせて追肥を行う)

整枝・摘果・摘葉

  • 主枝一番果はベッド上から高さ40~50㎝の節間が長く太く伸び上がるあたりに設ける。
    一番果より下の雌花と子枝は除去する。下葉は、主枝と下段子枝の果実肥大が始まったら下葉4枚ほどの摘葉を2回に分けて行う。また主枝摘芯頃に枝までの下葉の摘葉を行い、株元の通風採光を図る
  • 主枝中下段で連続着果している場合は、不良果を中心に摘果をして3連続着果をさせないようにする。主枝一番果と同じ節から枝を利用する。“仕立て枝”以外の子枝は1節止めを基本とする。
  • 側枝の摘芯は、止める節の葉が手のひら大になってから行うようにする。その際、健全な芯を1株につき常時3本以上を残すようにする。
  • 主枝の摘芯は、“仕立て枝”のほかに親芯の代わりとなる強い芯を必ず3~4本確保してから行う。
  • 摘葉は通風、採光を考え、過繁茂にならないように混みあった所を中心に積極的に行う。1回当りの摘葉は、株当り3枚程度とする。
  • 天候等により主枝節間長が短く混み合う場合は、枝の間引きを行う。