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栽培のポイント

促成栽培のポイント

定植準備

土づくり

○良質堆肥の投入
良質堆肥を施用し、耕土30㎝以上を確保し、根を深く広く張らせて、総体的な根量を増加させる。(※未熟堆肥の大量施肥は絶対に避ける)
○元肥
作型・地域により多少異なるが目安として10a当り窒素25~35㎏とし、燐酸、加里成分もバランスをとって施す。

排水対策と潅水設備の設置

○通気性と排水性・保水性の良い深い耕土の土壌を作る。
排水対策…排水溝の作成、暗渠排水設置等、保水対策…潅水チューブのマルチ内設置等

防風対策

○防風ネットの設置
定植初期の強風による茎葉の痛み防止や収穫期における樹勢低下、スレ果等の被害を緩和するために設置する。

畦立て、マルチング

○転作田等排水の悪い圃場は、高畦栽培を基本とする。
○マルチングは、十分地温が上がるように定植14日以上前に行う。但し降雨後や潅水後の土壌水分が適湿の時に行う。
※マルチは目的(地温調整、雑草防止、害虫忌避)に合わせてその種類を選び使用する。

定植

株間は、最低60㎝以上とし、通常は70㎝位、2〜3本仕立ての場合は90㎝以上とする。

マルチ内や植え穴の水分を十分確保して定植する。

○殺虫剤粒剤の植え穴処理を定量で行い、土とよく混ぜる。

定植適期は本葉3~3.5枚頃で根鉢が十分にまわっている状態が良い。

○定植に際しては鉢土全体に水が十分に浸透している状態で行う。

天気を見ながら晴れた風のない日に実施する。

○定植するときは極力深植えにならないようにする。

定植後は、速やかに株元潅水を行い、完全活着するまでは根鉢や鉢周りが乾燥し過ぎないように注意する。

肥培管理

【耐病性露地キュウリ断根苗の場合】

生育が順調であれば、初回の追肥は主枝の1~3番果の雌花開花・肥大始め頃に潅水とともに行い果実肥大を促す。また敷きワラはその直後に行う。(草勢が弱い場合は、開花前であっても薄い液肥や発根促進剤等を株元に施す)

その後の追肥は、収穫始め頃から着果量(開花以降の雌花)にあわせて施肥間隔を調整して行う。(緩効性肥料や被覆肥料を主体に施している場合でも天候や収量に合わせて追肥を行っていく)

整枝・摘果・摘葉

“主枝+子枝 1~2本力枝の仕立て”の場合、子枝は一度横に誘引してから上げる。すると着果・肥大しながら伸ばすことができ、摘芯を遅らせ主枝摘芯時に確実に生長点を確保できる。“1本仕立て”の場合、主枝摘芯時に生長点が無くならないよう2本は確保することで草勢の維持を図る。

主枝一番果はベッド上から高さ40~50㎝の節間が長くなり太く伸び上がるあたりに設ける。一番果より下の雌花と子枝は除去する。その際、下葉の摘葉は行わない。(主枝と下段側枝の肥大が始まったら下葉4枚ほどの摘葉を2回に分けて行う。また主枝摘芯頃に再度下葉の摘葉を行い、株元の通風採光を図る)

主枝の8~10節までに着果したものは、順次摘果をして主枝10節以下の着果数を2本までにする。

主枝一番果と同じ節から枝を設ける。“仕立て枝”以外の子枝は1節止めを基本とする。

主枝中下段で連続着果している場合は、不良果を中心に摘果をして3連続着果をさせないようにする。(主枝の雌花率はおよそ40%)

側枝の摘芯は枝の葉が手のひら大になってから行うようにする。その際、健全な芯を1株につき常時3本以上を残すようにする。

主枝の摘芯は、“仕立て枝”のほかに親芯の代わりとなる強い芯を必ず3~4本確保してから行う。

摘葉は通風、採光を考え、過繁茂にならないように混みあった所を中心に積極的に行う。1回当りの摘葉は、株当り3枚程度とする。