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栽培のポイント

促成栽培のポイント

高温、強光線下の作型のため遮光・通風または、肥料バランスに注意する。

定植〜活着

  • 元肥は窒素成分20㎏前後を目標にし、燐酸、加里の肥料成分もバランス良く施す。
  • 定植前にハウス開口部に防虫ネットを張り、害虫の侵入を防ぐ。
  • ベッドは中心部まで十分に水を浸透させておく(底水の充実)
  • 定植後は活着するまで株元中心の潅水を行い、通路等への散水で空中湿度も確保する。(高温乾燥は芯・葉焼けの原因)
  • 被覆資材の遮熱剤塗布、白マルチ等遮熱マルチの利用は高温期のハウス内環境を整えるための効果がある。

収穫始め頃

  • 主枝の摘芯はベッド上150㎝とし、一番果または、子枝のスタート位置は、節数にとらわれずベッド上40㎝を目標とする。
  • 開花・果実肥大頃より潅水位置を株元からベッド全体へと移動させ潅水量を増やしていく。
  • 収穫始め頃より窒素成分1~2㎏/10aの追肥を行う。

収穫盛期

  • 夕方の気温が15℃位以下、外気の最低気温が13℃以下になる頃から換気の開閉を行う。
  • 初秋の頃は、気温が下がり与えた水が余って湿度が上がり、ベト病や褐斑病、灰色カビ病、菌核病等が出易いので予防を徹底して行う。
  • 褐斑病耐病性品種は、病気の発生を怖がり過ぎることなく気温の低下が見られる日はハウスを閉めて保温する。

整枝・摘葉について

  • 子枝は1節止めを中心に行う。
  • 下節位の子枝は少し大きめで摘芯して雌花肥大を促す。
  • 中段の子枝は、節間長が短めなら2~3節止めでも良い。
  • 摘葉は、孫枝が発生する頃から積極的に行い、光線不足になることを防ぎ、果実肥大をスムーズにする。
  • 孫枝の整理については、下位節(2~3本)は元から摘除して、中段はゆっくり摘む。節間が短めな孫枝は数本放任するが、その後に混み過ぎない様に注意する。
  • 放任枝は節間長が伸びたら随時摘む様にする。

仕立て方について

  • 基本は、子枝を1節止めとする摘芯栽培を行う。
  • 通常の1本仕立ての摘芯栽培以外に、主枝6~7節付近(ベッド上より30㎝の高さ)の子枝を1本残す2本仕立て(A)や、主枝を低段(7~8節程度)で摘芯し、直下の子枝を2本残す2本仕立て(B)等の方法もある。