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仕立て方

つる下げ栽培における仕立て方の例

各仕立て共主枝は、10~14 節で摘芯

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上位4本仕立て(子枝のみ4本)

  • 主枝は、10~14節で止め、上位節から子枝4本を選び力枝とする。
  • 他の側枝は、全て1節止めとし、収穫後除去する。
  • 子枝3本仕立てや、子枝5本仕立ても行われている。
  • この上位節の子枝だけを力枝とする仕立て方式は、作業性の良さから取り組んでいる産地は多い。特に定植時期の早い(9月下旬~10月中旬定植)栽培に多い。

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下位5本仕立て(子枝4本+孫枝1本)

  • 主枝は、10~14節で止め、6~10節間から、子枝(側枝)4本を選び力枝とする。頂点節の孫枝1本を力枝として加え、合計5本仕立てとする。
  • 他の子枝は、全て1節止めとし、収穫後除去する。
  • 下段子枝3本+頂点孫枝1本の4本仕立ても行われている。

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中位4本仕立て(中段子枝3本+頂点孫枝1本)

  • 主枝は、10~14節で止め、8~11節間から、子枝3本を選び力枝とする。頂点の孫枝1本を力枝として加え、合計4本仕立てとする。
  • 他の子枝は、全て1節止めとし、収穫後除去する。
  • 中段子枝4本+頂点孫枝1本の5本仕立ても行われている。
  • 10アール当り1,000~1,300本植え、つる数4,000~5,500本が一般的です。
  • 株間45㎝前後(畦幅1.8~2.0m×1条植)2本仕立て、その他、仕立て方の応用は数多くあり、労力に合わせ、栽植密度、仕立て方は決める。

※最初の力枝の誘引作業(つる下げ)を急ぐと「つる走り症状」を起こすことがあるので、生長点を下向きにさせて、つるの伸びを弱め、果実の肥大を促し、果実の太さが1㎝以上になってから誘引する方が力枝の安定が早い。